日本製タイヤの半額以下の価格で購入できるZEETEX(ジーテックス、ドバイ、製造ラインは中国)のタイヤ・・・。
タイヤ代節約のため国産タイヤの半額レベルで購入できる「ジーテックス ZT1000」をネット通販(オートウェイ)で購入してみました。
日本製のタイヤから安いアジアンタイヤに変える際、勝手に「安かろう、悪かろう」と思っていたのですが、実際のところ、普段使いならこのような格安のタイヤもそこまで悪いものではないのではないかという印象です。
そこで今回は、みなさんが気になっているジーテックスタイヤの実際の性能や耐久性について、残り溝の測定やゴムの硬度測定、タイヤ表面のヒビ割れの状態という視点も含めて、詳しくお話していきます。
タイヤの注文から到着まで
今回実際に購入して追跡調査したタイヤは、ZEETEX(ジーテックス)というメーカーのZT1000という銘柄のものです。
■ドバイ発のグローバルタイヤブランドZEETEX(ジーテックス)。
乗用車からトラック・バス用まで幅広いラインナップを世界85ヶ国以上で販売しています。■ZEETEX ZT1000(ジーテックス ZT1000)は、耐久性に優れたスタンダードタイヤです。ドライブ中に生じる水と熱を分散することでタイヤへの負担を軽減しロングライフに貢献します。
国産タイヤの場合、このタイヤサイズだと安いものでも1本あたり10000円前後してしまいますが、オートウェイで購入したこのタイヤは1本あたり約3500円(送料は1000円/本)で、今回は2本購入したので合計9000円程度・・・。
この値段にはちょっと驚きで、そのへんのお店でちょっと高めのタイヤを1本分買うのより安いぐらいの値段で、2本分のタイヤを購入することができました。
そして、タイヤを注文して2日後には上の写真のような感じで自宅にタイヤが届き、タイヤの組み込みについては、行きつけのショップ(持ち込み大歓迎のところ)でやってもらいました。
ZEETEXタイヤのタイヤバランスについて
タイヤのバランスが悪いと、高速走行時などにタイヤが上下左右に振動してしまい、ハンドルがブルブル震えるなどといった症状が発生します。
格安タイヤの中にはタイヤそのものの重量バランスが極端に悪い物もあり、タイヤバランスをとるためにおもりを大量に取り付けなければならなかったりするものもあります。
今回紹介しているジーテックスタイヤのタイヤバランスを調整するために取り付けられたおもりの量は以下の通りでした。
No. | in[g] | out[g] |
1 | 35 | 75 |
2 | 25 | 90 |
今回タイヤを取り付けたホイールはアルミホイールなので、取り付け位置の関係上、鉄チンホイールよりカウンターウェイト(おもりのこと)をたくさんつけなければなりません。
また、この取り付けられた重りの量は、タイヤだけではなくホイールの重量バランスの偏りも含めた形になっていたりするため、あくまでも参考程度の数値と言えます。
それらのことを考慮すると、国産タイヤでもこの程度の重りが貼り付けられているタイヤはたくさんありますので、私が購入した2本のタイヤに限って言えば、特に目立ってタイヤの製造精度が悪いということはありませんでした。
実際に取り付けて走行してみた感想
タイヤの組み込みが終わったら、早速このタイヤを装着したエルグランド(E51)で、町中を走行してみました。
まず、ジーテックスのタイヤを装着してすぐに気がついたことは、普通の街乗りのような50~60kmぐらいの速度だとロードノイズは比較的小さめという点です。
ただ、高速道路など80kmを超えてくるとブゥーン・・・という低い音が聞こえてきて、ちょうどスタッドレスタイヤを履いて高速走行しているような感字でした。
高速道路を走行するような速度域に関しては日本メーカーのエコタイヤなどより少しうるさめだと思います。
購入から2年後のタイヤの状態
購入から2年が経過したところで、タイヤの状態を確認してみました。
あまり走行していなかったこともあると思いますが、残り溝は約7mmとほとんど減っていませんでした。
タイヤのゴムの硬度についても、約65~66という感じで、ほとんど新品の時の状態を維持している感じです。
体感的なフィーリングの変化も感じられいませんので、まだまだこれからも使っていけると判断できると思います。
最後に一言
今回は、【格安】ZEETEXタイヤ(ZT1000)の性能と耐久性を追跡調査についてお話しました。
価格が日本製の半額以下のジーテックスのタイヤですが、ほぼ日本製のエコタイヤと同じぐらいの性能だという印象です。
ただし、アジアンタイヤを購入する際に気をつけなければならないこととしては、製品品質に多少のばらつきがあるということ知っておかなければなりません。
アジアンタイヤはタイヤの製造が海外で行われているため、製品品質に若干のばらつきがある、もう少し詳しく言うと合格品とNG品の判定基準が若干あまい傾向があります。
日本で生産されたタイヤは、真円度や重量バランスなど、とにかく品質を安定させる為に製造段階だけではなく、製品チェックも厳し目に行われています。
でも、アジアンタイヤはやはり少し製品品質にばらつきがあり(そのおかげで価格は安いのですが・・・)、その事を承知の上で購入する必要があります。
是非参考にしてみてください。
それでは!