ある日突然、飛び石によってフロントガラスに小さな傷が出来てしまいました。
本当にショックです・・・。
フロントガラスの飛び石修理費用の相場は、100円玉程度の小さなものでも1~2万円もすることが多いようです。
フロントガラスの傷は放っておくと、傷が広がってしまう事があるとのことなので、なんとか安く修理することが出来ないものかと調査してみることに・・・。
すると、自分でフロントガラスの修理をする事ができるキットが販売されていることを知り、それを使ってDIYリペアしてみることにしました。
この記事では、そんなフロントガラスの飛び石傷のDIY修理の方法について、写真付きで詳しく紹介していきます。
フロントガラス修理に必要なもの
まず始めにやることは、フロントガラスを修理するためのリペアキットを購入することです。
私の場合、近くの大型ホームセンターで上記のリペアキット(KURE UFIXIT ガラスリペアキット NO1701)を約3800円で購入して使用しました。
フロントガラスのリペアのポイントは、レジンと呼ばれるUV光(太陽光に含まれる光)で硬化する接着剤をヒビ割れの内部までしっかりと浸透させることができるかどうかという点。
このリペアキットのように、接着液のレジンを加圧減圧しながらヒビ内部にまで注入することができるタイプのリペアキットを選ぶと良いと思います。
フロントガラスの具体的な補修手順
ここからは、フロントガラスの具体的な補修手順についてお話していきます。
リペアキットをフロントガラスにセットする
リペアキットを購入したら、早速修理に取り掛かりましょう。
まず、リペアキットの中にある吸盤のついたパーツをフロントガラスの飛び石傷の真上にセットしていきます。
次に、シリンジと呼ばれる接着液を注入する際に使う筒状のパーツを先程の吸盤の付いたパーツに取り付けていきます。
レジンを注入する
シリンジをセットすることが出来たら、シリンジの中にレジンと呼ばれる付属の接着剤を1~2滴注入します。
その後、ピストンと呼ばれるパーツをシリンジの中にねじ込んでいきます。
すると、シリンジの中が加圧され、レジンがガラス傷のヒビの内部に浸透していきます。
この工程でレジンが浸透しなかった箇所は傷が消えないことになるので、しっかりと加圧浸透させていきましょう。
レジンを硬化させる
ヒビ内部にまでレジンが浸透したらリペアキットを取り外し、付属の透明シートを貼り付けます。
この状態で太陽光に5~10分ほど当てていると、簡単にレジンが硬化します。
その後、透明シートを取り外すとこんな感じ。
よく目を凝らしてもらうとわかるのですが、この状態では傷を中心としてガラス表面にレジンが付着してしまっていますので、次の工程でこの余分なレジンを取り除きます。
余分なレジンを取り除く
ここからは仕上げに、ガラス表面についてしまっている余分なレジンを付属のカミソリを使って取り除いていきます。
こんな感じでカミソリをフロントガラスに押し当てながらレジンを削り取っていきます。
とは言うものの、見て分かる通り、いざカミソリをフロントガラスに押し当てようとすると、フロントガラスを傷つけてしまいそうで、とても怖こわかったです・・・。
ただ、やってみるとわかりますが、レジンは柔らかいので、説明書通り慎重にやればフロントガラスを傷つけることはなさそうです。
お疲れ様でした。
これでフロントガラスのリペア作業は完了です。
DIYリペア前
DIYリペア後
リペア後も少し傷が見えてしまっていますが、言われてみなければ分からない程度まで修理することが出来ました。
最後に一言
今回は、フロントガラスの飛び石傷を自分で修理(DIYリペア)する方法についてお話しました。
修理前は飛び石によるヒビ割れ傷が目立っていましたが、修理後は小さな点傷だけになったので、ほとんど気にならないレベルになりました。
ただ、リペアキットで修理できる傷の種類が限られていますし、一度レジンを硬化させてしまうと再修理することができなくなるなります。
修理できる(できない)傷の種類やヒビ割れの大きさなどは、DIYリペアキットの取扱説明書に詳しく書かれていますので、事前に傷の状態をよく観察し、DIYリペアが可能なのか判断することが大切です。
是非参考にしてみてくださいね。
それでは!