年式の古い車(セダンや軽自動車や、ミニバンの2、3列目などの多くは、二点式のシートベルトになっていることが多々あります。
私の場合、年式の古いセダンを購入したのですが、子供が3人もいるため後部座席の真ん中の二点式のシートベルトがある席に、どうにかしてチャイルドシートを取り付ける必要がありました。
でも、インターネットで検索してみても、なかなか二点式のシートベルトに対応したチャイルドシートが見つからず、困ってしまいました。
そこで今回は、二点式のシートベルトに取り付けられるチャイルドシートやジュニアシートについて詳しく紹介していきます。
新品で購入できる二点式シートベルトに対応したチャイルドシート
まず始めに紹介したいのが、今でも新品で購入することができる二点式のシートベルトに固定できる「evenflo(イーブンフロー)」というメーカーのチャイルドシートです。
出典)evenflo
現在のところ、国土交通省のホームページで紹介されている安全基準マークが付いていて、かつ二点式シートベルトに取り付けられるチャイルドシートを新品で購入できるのはevenfloだけのようです。
チャイルドシートの価格は2~3万円前後。
安全なものを新品で安心して使いたいという人におすすめです。
昔人気のあった二点式シートベルトに対応したチャイルドシート
続いては、中古で購入できる昔の二点式シートベルトに対応したチャイルドシートを紹介してきます。
ちなみに、二点式シートベルトに対応したチャイルドシートがなくなってしまった理由は、三点式にくらべて二点式のシートベルトで固定するチャイルドシートは作りをしっかりするひつようがあり、生産コストが高くついてしまうため。
実際に2点式シートベルトで取り付けられるチャイルドシートを手に入れてみると、最近のチャイルドシートよりもがっちりしたつくりになっていて、若干重ためです。
一応、豆知識として紹介しておきました。
さぁ、ここからは二点式のシートベルトで固定できる昔人気のあったチャイルドシートを紹介していきます。
プリムターン(コンビ)
コンビ社製のプリムターンと呼ばれるチャイルドシートは、二点式のシートベルトで固定することができます。
現在は生産中止になっていますが、今のところヤフオクなどで1000~2000円ぐらいの価格で手に入れることができます。
ちなみにプリムターンの説明書はこちらからダウンロード(PDFファイル)できますので、ご参考まで。
マシュマロニューボーン(アップリカ)
出典)マシュマロニューボーン|国土交通省
アップリカ社製のマシュマロニューボーンと呼ばれるチャイルドシートも、二点式のシートベルトで固定することができます。
こちらは中古品でも少し高めの値段で、ヤフオクなどでは約1万円程度で落札することができます。
ちなみにこの製品の説明書はありませんでしたが、私が実際に購入して二点式のシートベルトに取り付けたときの写真を参考までにのせておきますね。
ただ、このチャイルドシートの下方にあるシートベルトを固定する台座の幅が大きめなので、セダンの後部座席にジュニアシートも両側に並べて子供三人を座らせるのは無理でした。
二点式シートベルトに固定できる簡易型のチャイルドシート
最後に紹介していくのは、二点式シートベルトに固定できる簡易型のチャイルドシートです。
簡易型ですので、長距離の運転などには向かないと思いますが、どうしてもチャイルドシートをつけることができず、やむなく2点式のシートベルトをするという選択肢よりはマシだと思いますですので、検討してみる価値はあると思います。
トラベルベスト|日本育児
出典)NEWトラベルベスト ベージュチェック|Amazon
日本育児のトラベルベストという簡易式のチャイルドシートも二点式のシートベルトで固定することができます。
日本育児が輸入販売している、 NEWトラベルベストというものを見つけた。
とってもコンパクトで、巻き取り式じゃなかったら2点式シートベルトにも付けられるとのこと。
早速購入して使ってみた。
取り付けた時は、大丈夫かなぁーと思ったけど、ブレーキをちょっと強めに踏んでも、前に飛んできたりもしないし、それに意外にもなんだか、気持ちよく固定されているみたい。
このチャイルドシートは、コンパクトながら国土交通省承認であり、一年間のチャイルドシート保険も付いています。 早く、孫をこのチャイルドシートを使ってパジェロでドライブしたいです。
なかなか便利そうな日本育児のトラベルベストですが、取り付けたときにトラベルベストが座席の背もたれから離れてしまい、若干子供が座りずらそうになることがあるようです。
実際につけてみると、意外なことに?シートベルトアンカーのベルト部が長く、強固に固定が難しく微妙な固定具合に。現行品が3点式シートベルト固定のみになったのも何となく頷けるという…(苦笑)
車の後部座席が2点式シートベルトのため、2点式のシートベルトで使えるアイテムとして探したところ、この製品にたどりつきました。また、場所を取らず車内が広く使えるのでサイズとしては大変満足しています。
(中略)
しかし……。
取り付けはかなり難儀しました。シートベルトのバックル部分がどうしても本体と当たってしまい、左右の長さのバランスを取るのに苦労しました。バックルと反対側のベルトの余裕をとるため調整をしたのですが、そうなると今度は座席に本体が固定されないのです。これは、座席に子供を固定しておくもので、安全性は二の次であり、自分のように2点式であったり、誰かを送ったりするときに要するもので普段は使わない、など特別な理由がない限り、きちんとしたチャイルドシートを購入されるほうがいいと思います。
アメリカの最低基準はクリアしており、これは日本でも許可されるので違反ではありません。しかし、少し速度を上げた厳しい試験をすると「取り付け部の破損」が見られるシロモノです。
また、側面衝突に対しては無力ですし、固定感もイマイチです。我が家でもひょんなことから初期型を頂いたのですが、とても使える物ではなくお蔵入りです。
まぁ、緊急用で他に選択肢がなく、中央席で使うなら…という感じです。
これらの口コミを見てわかるとおり、普段から日常的に使えるようなしっかりとしたものではないようです。
スペースの問題などでどうしてもという場合に使う程度がいいと思います。
ちなみにこの日本育児のトラベルベストは、1000~2000円ぐらいでヤフオクなどで購入することができます。
運がよければリサイクルショップなんかでも格安で売られている時もありますよ。
最後に一言
今回は、二点式のシートベルトに取付可能なチャイルドシートまとめについてお話しました。
コンパクトカーやセダンの後部座席に子供を三人座らせたい場合、今回の前半で紹介したチャイルドシートでは幅が狭くて入らない場合があります。
そのような場合は、最後に紹介した日本育児のトラベルベストなどを活用すればよいと思います。
ただし、そのトラベルベストは生産中止になっていて、今ではなかなか手に入らない状況になってきていまし、そんなに値段の高いものではないので、今のうちに手に入れておくことをおすすめします。
それでは!