BMWを購入した後の維持費を節約するための一番の方法は、車のメンテナンスをプロに依頼するのではなく、できる限り自分で行っていくということ。
自分でできる簡単な車のメンテナンスと言えば、ずばりオイル交換ですね。
ただ、BMWは輸入車ですし、どんなオイルを選べばいいのか、どのような方法でオイル交換をすればいいのか、分からずに困ってしまいます。
実際にオイル交換した後にオイルサービスのメーターをリセットしなければならなかったり、日本車にはない独特の作業も待ち構えていることも事実です。
そこで今回は、BMWのオイル交換の方法をメーターのリセットまで詳しく解説していきます。
エンジンオイル警告灯の点灯に気づく・・・
先日、中古で購入したBMW(E46)のエンジンオイル量警告灯が点灯していることに気がつきました。
エンジンを始動するときや走行中などはこの警告灯は消灯していて、エンジンを切るタイミングで点灯している様子です。
慌てて取扱説明書を開いてこの警告灯のところを読んでみると・・・
出典)取扱説明書 3Coupe|BMW
ということで、エンジンオイルを補給しなければならないようですね。
こでまで普通の日本車に乗っている時はオイルを補給しなければならないような状況になったことがなかったので少し驚きましたが、BMWなどの輸入車は日本車よりもオイルの消費量が多いとのこと。
古い外車に一度でも乗った経験があれば「走ればオイルは減るものだ」という認識が自然と身に付くことになる。私も古い外車、プジョー604、VWビートル、VWカブリオレ、シトロエンBX、BMW318、フェラーリ328等、色々な中古外車に乗ってきたが、一番オイル消費の激しい車はシトロエンBXとフェラーリ328であった。極端に消費したので毎日乗る前にオイルを点検補充するのが習慣となった。500km走行したら500cc補充を必要とした。うっかり点検補充を怠ると、レベルゲージの下限より下にいってしまう。
初めてBMWにお乗りになられたお客様や、Mシリーズをお乗りになられたお客様はきっとこう思われていると思います。
「オイルの減りが早いなぁ?」と、特にMシリーズはいまどきの車としてはビックリな位減ると思います。
BMWAG(メーカー)が発行する資料によりますと、オイル消費量は以下のように定義されております。
ガソリン・ディーゼル車最大消費許容量
0.7L/1000?
Mエンジン最大消費許容量
1.5L/1000km
これを見ますと、Mエンジンは本当に多く消費しますね。
という感じで、このオイルが消費されることによってオイル警告灯が点灯するということは、輸入車の世界では当たり前だということは分かりました。
ただ、私は輸入車に関して全くの素人で、オイルを継ぎ足せばいいよと言われても、どのオイル(メーカー、銘柄、グレードなど)を購入すればいいのかよく分かりません。
そこで、この車を購入したお店に問い合わせてみたところ、「その警告灯が付いている理由は、オイルが減っているからです。ただ、前回のオイル交換から10000km近く走っているので、オイルを継ぎ足して使うよりオイル交換した方がいいですよ。」とのことでした。
BMWのメーターの下の方に表示されるオイル交換時期のお知らせは25000km毎(走行距離とは一致しない)に設定されていますが、実際のところ、輸入車専門店などのお店ではそれよりももっと早めの5000kmか、長くても8000kmでオイル交換をするように勧めているようです。
オイル劣化の進み具合は、オイル温度とエンジン負荷とに左右されるので、ベンツやBMWなどドイツ車の一部では、車載コンピュータでそれらを常時監視し、オイルの劣化度合いを演算して、寿命が来たと判断されるときには、警告灯によってユーザに知らせるなど、非常に合理的にオイル交換を指示するものもあります。 日本車は全て走行距離と年月で単純に交換時期を表示していることから、真夏の高温時に山岳路を走行するなどの厳しい条件もある程度想定して1.5万km(平均時速25km/h×600h、100℃程度)が設定されているのです。
引用)No.420 適正なオイル交換時期|エンジンオイルのお話
エンジンオイルの交換サイクルは25,000kmが推奨されています。しかし、実際には走行状況を判断してオンボードコンピュータが適切な交換サイクルを計算してくれます。単純に25,000kmごとに交換すれば良い訳ではありませんので注意してください。例えば、短距離の買い物や通勤といったシビアコンディション(車にとって劣悪な条件での使用)では、オンボードコンピュータに表示される距離数は実際に走行した距離数以上に減って行きます。
実際にこのオンボードコンピュータの表示に従って交換してもまったく問題ありません。故障なく走ることは確かですが、エンジンの中を見ると目に見えて汚くなります。長く大切に乗りたいのであれば早めの交換をおすすめします。引用)E46/E90の維持のコツ⑤ – 消耗品の交換手順(1/2)|KOMIYAMA
25000kmまで交換不要と謳われているBMWのロングライフオイルですが
化学合成オイルは、鉱物オイルと比べて劣化スピードは遅くなりますが
汚れ方は鉱物オイルと変わらず
交換サイクルが早いエンジンとでは、スラッジが雲泥の差だと思います
25000km毎にしても特に問題ないと思いますが
やっぱり・・・・・交換は、遅いより早い方が良く
個人的に、日本だと15000km/2年ぐらいがボチボチだと思います
約5000km毎の交換をお薦めします
7~8000kmまでで交換される場合はロングライフオイルを選ぶ必要がございません。ロングライフレスのオイルの方がフリクションが低くくなります
BMWのオイルサービスの通りにするとエンジン破損したりすることは無いですが、スラッジの堆積とフリクションが大きくなることも事実です
BMWのメーカー指定が25000km毎ならそれまでオイル交換せずにオイルを継ぎ足して使っていこうかなぁとも思ったのですが、長いものには巻かれろということで、今回はこの車を購入したお店の人の話を素直に聞き入れてオイルの継ぎ足しではなく、オイル交換をしてみることにしました。
オイル交換のために必要なもの
ここからは、BMWのオイル交換に必要な物についてお話していきます。
オイル
まずはじめに手に入れなければならないものは、BMWの車に合ったオイルです。
お世話になっている輸入車専門店の人の話だと、「メーカー指定のオイルは、BMWの認証を得るためにコストがかかるため値段が高めなのがネック。昔認証を取っていたころと同じ成分だけど今は取るのをやめた分価格が安くなっているようなオイルを使っていくと安上がりでいいと思いますよ。」とのことでした。
他にもネットでいろいろと検索してみると・・・
純正指定では、オイルに添加されているものの種類、量を自動車メーカーが「確認した」というだけのことです。粘度指数と化学合成指定かどうかを守れば、よく知られたブランドならどこのものでもそう大きな違いはないはずです。最近のエンジンでは鉱物油とは相性の悪いものが多いので、粘度よりもベースオイルを気にしたほうが現実的でしょう。
BMW純正オイルを提供している、BPオイルの公式Q&Aです。
「BMWのエンジンオイルは、特殊なんですか?」
「100%化学合成油を用いて下さい。粘度は他車と大きな違いはなく、0W-X 又は5W-X(Xは30、40など)を用いて下さい。決して、鉱物油は用いないで下さい。BMWのコンピュータのオイル交換時期の判断は、100%化学合成オイルの使用を前提としています。」
分かりますか。決して「BMWには、BMW専用オイルを絶対使用とは回答しない」のです。
これらの話をまとめていくと、BMWのメーカーや銘柄指定が重要なのではなく、ベースオイルに価格の安い鉱物油ではなく化学合成油を選び、オイルの粘度はメーカー指定のものを使用すればOKということが分かってきます。
じゃあ具体的にどのオイルの銘柄にしようかということなのですが・・・
私も市販のカストロールEDGE 5w-40を入れてます。
BMWの純正オイルはカストロール製ですよ。しかもEDGEとほぼ同じだと聞いたことがあります(^o^)
確かEDGEでもBMWの認証を受けてるのは数種類しかなく、しかも純正オイルと全て同じ粘土のオイルでした。
5w-40は認証受けてますので安心して下さい。
BMW・E90は100%合成オイルであることが不可欠です。純正と同じオイルとしてはカストロールEDGEの5-40Wになります。
wako’sでも100%合成オイルで5-40WならOKです。寿命は2万キロを目途にされればよいでしょう。
という感じで、カストロールEDGEの5wー40が価格も安め(約4500円/4L)で有力だったのですが、もう少しいろいろと調べてみると・・・
今回交換させて頂いたエンジンオイルは、ワコーズのPROSTAGE-S
10W40ですね。
キャンペーン Bプラン
・ATF 7~8L
・ATオイルパンストレーナー
・シールスリーブ
(オイル漏れ対策の交換必須箇所)
・内部洗浄剤によるクリーニング
・スリップ防止剤
・エンジンオイル
(WAKOSプロステージS 10W-40)
・ディフェクトメモリー診断及び点検
エンジンオイルは5種類ご用意しています。
プロステージ-S(100%化学合成油)
SAE 10W-40 JASO・MA
定価1890円 /1Lプロステージ-S(100%化学合成油)
SAE 15W-50 JASO・MA
定価1890円 /1L4CT-S(100%化学合成油)
SAE 10W-50 API:SM/CF・ACEA:A3/B3/B4・JASO:MA
定価2520円 /1L4CT-S(100%化学合成油)
SAE 5W-40 API:SM/CF・ACEA:A3/B3/B4・JASO:MA
定価2520円 /1L4CR(100%化学合成油)
SAE 5W-40
定価3570円 /1LE46の320でしたら、プロステージの10W-40または、4CT-Sの10W-50が良いと思います。
引用)ポールポジションBBS|冷却水交換|トピック表示
という感じで、BMWなどを取り扱う輸入車専門店などでワコーズのプロステージSというオイルをおすすめオイル(安くて品質が良いためコストパフォーマンスが高い)としているところが多いようです。
ちなみに私が通っているお店でもワコーズのオイルをおすすめしているようだったので、今回はこのプロステージS(10w-40、約1500円/1L)を使ってオイル交換していこうと思います。
購入する量については事前に車を購入したお店に問い合わせて、E46の330ならオイルフィルター交換なしで6.5Lぐらい必要になるとのことを事前に聞いていたので、全部で7L分購入しておきましょう。
ちなみに細かいことを言うと、BMWのメーカー指定粘度は5w-40なので、このプロステージの10w-40だと低温領域でのオイルが少し硬くなってしまいます。
ただ、私が住んでいる地域は中部地区で真冬でも氷点下になることが稀な地域ですので、低温時の粘度が5w(マイナス30℃まで対応)である必要はなく、10w(マイナス25℃まで対応)になっても問題ありません。
オイルの粘度は、SAE(アメリカ自動車技術者協会)の分類によって「10W-30」「0W-20」などと表されます。読み方は、まず前半の数字が小さいほど低温で固まりにくい特性があります。0Wなら零下35℃、5Wは零下30℃、10Wは零下25℃に対応しています。WはWinter(冬)の略で、10Wよりも5Wのほうがエンジン始動時における負荷が小さく、燃費も良くなります。
エンジンオイルの選び方
粘度はメーカーが指定しているオイル粘度を基準として上下1グレードの幅にしてください
エンジンフィールだけで選ぶのは要注意です。オイル性能の基本は潤滑・洗浄・機密・冷却の性能が重要です
オイルチェンジャー
エンジンオイルを抜き取る方法は大きく分けて二種類あり、「車の下にあるドレンボルトを取り外してオイルを抜く下抜き」と、「レベルゲージのところにホースを差込み、オイルチェンジャーという機械を使ってオイルを抜きとる上抜き」という方法に分けられます。
これまでの車の場合、私は下抜きでオイル交換してきたのですが、BMWなどの輸入車の場合、下抜きでオイル交換する際に注意すべき点がいくつかあるようです。
BMW専門ショップの者ですが、E46なら上抜きでやっています
その理由は、下抜きの場合、ドレンコックのワッシャーが弱いため、下抜きでやるならワッシャーを毎回換える必要があります。またオイルパンのねじ山をすぐなめてしまう場合があり熟練しないとオイルにじみや漏れを生じやすくなります
またオイル交換はエンジンオイルをある程度温めてオイルがやわらかくなってからやるのが普通ですが、下抜きの場合、これもなれないとボルト抜けた瞬間、オイルが手にかかったりして最悪火傷の心配もあります
E34のオイル交換でドレインボルトのオイルパン側のネジ山を駄目にして、オイルパンを交換された方もいらっしゃるようですね。私も前回ディーラーでオイル交換をした際に、ドレインボルトのネジ山があまくなって、とりあえず応急処置でしのいでおりました。
引用)オイルパンドレインボルトのネジ山修正 - R100RSさんより|BMW メンテナンスレポート(主にE34、最近はE63)
これらの記事を読んでいると、万が一ドレンボルトを絞めすぎてしまった場合、それに対処するのが大変そうです。
また、以前から日本車では下抜きばかりやっていたのですが、いちいちジャッキアップしなければならなかったり、ドレンボルトを外すために車の下にもぐって砂上する必要があったりして危険(特に今回のBMWは車高が低いのでより危険)だと感じていたので、今回は上抜きのオイル交換に挑戦してみようと思いました。
ちなみに、BMWのE46やE90の場合、オイルパンの形状が上抜きに適応した形になっているようです。
E46およびE90ではそのオイルパンの形状から上抜きでもほぼすべてのエンジンオイルを抜き取ることができます。ジャッキアップが手間だったり、砂利の駐車場を利用している人にとってはありがたいことだと思います。
下図を見て頂くとわかると思いますが、レベルゲージのパイプに上抜き用のチューブを差し込むと、オイルパンの一番深いところへ届きます。ドレンボルトの位置がオイルパンの最下部にないことから、上抜きの方が多く抜けるという記事も目にします。
引用)E46/E90の維持のコツ⑤ – 消耗品の交換手順(1/2)|KOMIYAMA
オイルチェンジャーはネットなどを探してみると分かる通り、約3000~5000円程度で手に入れることができます。
今回はすぐにオイル交換を始めたかったので、近くのホームセンターに売られていたオイルチェンジャーを購入しました。
ちなみに、オイルチェンジャーを使ってオイルを抜き取る場合、オイルチェンジャーのホースをレベルゲージが刺さっているパイプに差し込む必要があります。
BMWのレベルゲージが刺さっているパイプの径は比較的太め(ほとんどの車種で10mm以上あると思います)ですのでサイズが合わないということはなさそうですが、念のためオイルチェンジャーを購入する前に吸入側のホースがそのパイプの直径以下であることを確認しておきましょう。
その他のオイル交換に必要なもの
オイル交換を上抜きで行う場合は、その他にオイルジャッキやオイル処理パック、ウエス(タオルなど)を準備しておけばOKです。
上抜きによるオイル交換なら、車を持ち上げるためのジャッキや、ドレンボルトを開けるためのスパナなどを準備する必要がないというのも上抜きのメリットの一つですね。
オイル交換の具体的な手順
ここからは、オイル交換の具体的な手順についてお話していきます。
暖機運転を20~30分する
BMWなどの車に使われているオイルは、エコカーなどに使われているものと違ってサラサラなオイルではなく、とてもねっとりしたオイルを使用しています。
オイルチェンジャーの仕様書にも書かれていますが、暖機運転をしてオイルを温めておかないと、オイルを抜き取るのにものすごく時間がかかってしまったりしますので、特に冬場の寒い時期にオイル交換する場合は20~30分ほど暖機運転をさせ、十分にエンジン(オイル)を温めてから作業を開始していきましょう。
オイルチェンジャーの吸込側のホースをセットする
オイルチェンジャーを箱から取り出し、説明書に従って吸入側のホースを組み立てていきます。
吸入側のホースを組み立てていきます。
ここで吸入側のホースをレベルゲージが入っていたパイプに差し込んでいきます。
オイルチェンジャーの吐出側のホースをセットする
続いては、オイルチェンジャーの吐出側のホースをセットしていきます。
吐出側のホースの反対はオイル処理パックにクリップを使って固定しておきます。
クリップを使って固定しておくことで、オイルの勢いで吐出ホースが暴れてオイルが飛び散ってしまうことを防止できます。
オイルチェンジャーの電源ラインを取り付ける
今回使ったオイルチェンジャーは電動なので、バッテリーから電源を取る必要があります。
ですがBMWの場合、バッテリーがトランク内にあるため、エンジンルーム内にあるブースターケーブルの接続部を使って電源を取り出します。
出典)取扱説明書 3Coupe|BMW
まずは、ブースターケーブル接続部(-)にオイルチェンジャーのクリップ(黒)を取り付けていきましょう。
続いて、ブースターケーブルの接続部(+)にオイルチェンジャーの電源クリップ(赤)を取り付けていきます。
さぁ、これでようやくオイルチェンジャーを使ってオイルを抜き取る準備ができました。
オイルチェンジャーの電源をONして、オイルを抜き取る
それではオイルチェンジャーの電源を入れてエンジンオイルを抜き取っていきましょう。
「ぶ~~~~ん」という音と共にオイルが勢い良く吐出されています。
電源を入れてから3~4分ほどで排出側のホースにオイルが流れてこなくなって、オイルチェンジャーの音が変わります。
この時点でオイルの吸出しは終わりですので、オイルチェンジャーの電源をOFFにします。
ちなみに、今回取り出したオイルと新品のオイルを比較してみるとこんな感じです。
見て明らかな通り、新品のオイルと比較すると使用済みのオイルは真っ黒になって汚れていることが分かります。
ただ、新品のオイルと使用済みのオイルの感触の差は感じられず、どちらも同じぐらいという感じでした。
エンジンオイルはある程度の粘度をもったオイルですが排出したオイルを触るとジャリジャリとスラッジが分かるくらいの感触で粘度もほとんどない状態。
M3のように高回転を楽しむエンジンの場合、このようなオイルの状態だと最悪な状況として油膜切れを起こしてしまう可能性があります。
エンジンの作りもシビアな部分があるので、目に見えない箇所にダメージが蓄積されていくのは明らかですから、このオイルの状態は絶対にNGです。
実際に使用済みのオイルを触ってみた感じではザラツキはなかったですし、オイルの粘度の違いも感じられませんでした(素人レベルではですが・・・)ので、もしかしたら私の乗り方(走行距離は年間2万キロ程度、渋滞などあまりない地域、サーキット走行無し)では、オイル交換のスパンは10000kmより長くても良かったのかもしれませんね。
新品のオイルを注入する
さぁ、ようやく新品のオイルを注入する工程です。
今回は1Lのオイルジョッキを使って、どれぐらいオイルが入るのかを確認していくことにしました。
まず、新品のオイルをオイルジョッキに入れ、オイルジョッキを使ってエンジンのオイル注入口に流し入れていきます。
事前にこのタイプの車種のエンジンオイルの交換量は約6.5Lとショップに確認を取っていたので、エンジンオイルを6L程入れた段階で、オイルレベルを確認するために一度オイルキャップを閉じ、エンジンをかけ10~20分ほど暖機運転させ、その後エンジンを止めて5分ほど待ちます。
出典)取扱説明書 3Coupe|BMW
レベルゲージを確認してみると、まだ少しオイルのレベルが下限よりという感じ。
レベルゲージの上限と下限は約1Lのオイル量の差であるとマニュアルに書いてあったので、あとオイル缶に残っていた400mlを投入し、同じ工程でオイルのレベルを計測してみました。
これでちょうどオイルレベルゲージの上限と下限の真ん中ぐらいになりましたので、この時点でオイルの注入は終了です。
結局今回使ったオイルの注入総量は約6.4L(オイルジョッキで計測)で、使ったオイルの缶は4L缶×1本と1L缶×2本でした。
オイル缶には少しづつ多めにオイルが入っているようですね。
メーターをリセットする
最後にやらなければならないのが、メーターのオイル交換時期を知らせる機能をリセットすることです。
まぁ、基本的にはこの機能(約25000km毎にオイル交換時期を知らせてくれる)を使わずに1万キロ辺りを目安にオイル交換していこうとは思いますが、毎回エンジンをかけるために変な表示が出るのは嫌なので、自分でメーターのリセットをしておくことにしました。
E46の場合、以下の方法でメーターをリセットすることができます。
エンジンを切った状態でメーター左下のスイッチを押す
ACCの位置までキーを回す
上記のスイッチを押したまま、ACCのいちまでキーを回していきます。
スイッチを押したまま待っていると以下のように表示が変わっていく
「rESEt」点滅で素早くスイッチを押しなおす
液晶画面の左上にある「rESEt」という表示が点滅しだしたら、素早くスイッチを押しなおします。
「END」の表示が出てリセット完了
ちなみに、その他のBMWのメーターのリセットの方法は以下のサイトが参考になると思います。
>>裏技?!BMW E9x系 オイル残警告 リセット方法 (E90 E91 E92 インスペクション)
>>インスペクション リセット方法(E36)|40から始めるポルシェのある生活
最後に一言
今回は、BMWのオイル交換方法をメーターのリセットまで徹底解説についてお話しました。
BMWの輸入車のオイル交換にはちょっとしたコツやノウハウが要りますが、最初にそれさえ理解してしまえば自分でも簡単にオイル交換していくことができます。
輸入車は修理費やメンテナンス費にお金がかかってしまいがちですので、その輸入車のデメリットを自分の知識や経験でカバーしていく癖をつけておくと、結構な額を節約することができます。
ただし、闇雲に作業をしてしまうと後で大変なことになってしまっては大変なので、事前にインターネットや輸入車専門店の人などからオイル交換に関するコツやノウハウを聞き出して、失敗する確率をできるだけ小さくしてから作業するようにしましょう。
それでは!