自動車のタイヤを自分で交換する時に一番難しいのがタイヤのビードを外すことです。
根気よくやればタイヤレバーなどでも外すことができますが、途中で挫折してしまったりする人もいるのではないかと思います。
ただ、「ビードブレーカー」と呼ばれる道具を作りさえすれば、硬かくて全然外れてくれなかったあのビードをあっという間に取り外すことができます。
そこで今回は、単管パイプで作ったビードブレーカーを使って、自動車のタイヤのビードを落とす方法やそのビードブレーカーの作り方について詳しくお話していきます。
ビードブレーカーの具体的な作り方
続いては、ビードブレーカーの具体的な作り方についてお話していきます。
ビードブレーカーを作るにあたって準備するものはこちら。
- 単管パイプ2m×2本
- 単管パイプ50cm×1本
- 自在クランプ×2個(直角に固定されているものではないもの)
- 17ミリのレンチかモンキー
作り方はとても簡単で、買ってきた単管パイプを自在クランプを組み合わせて、こんな感じに組み立てるだけです。
あとは以下の手順でタイヤのビードを外していきます。
コツを掴めば結構簡単にタイヤのビードを落としていくことが出来ますよ。
タイヤのビードを落とす手順
ここからは、先程作った単管パイプビードブレーカーでタイヤのビードを落とす手順についてお話していきます。
グリスをタイヤとホイールの隙間に吹きかける
ビードブレーカーを使う前にタイヤとホイールの間にグリスを吹きかけておきます。
こうすることによって、ビードが落ちやすくなります。
力いっぱい単管パイプを押し上げる
後はビードブレーカーでタイヤを挟み込み、力いっぱい単管パイプを押し上げていきましょう。
コツとしては、単管パイプのなるべく端のほうを持って押し上げると、楽にビードを外すことができます。
このように、ホームセンターに売っているような単管パイプと自在クランプだけで、あの硬い車のビードを短時間で落とすことが出来るビードブレーカーを作ることが出来ます。
自作ビードブレーカーのデメリット
この自作ビードブレーカーにはデメリットがあって、一度このビードブレーカーで取り外したタイヤには、必ずこのような傷が入ってしまいます。
このような傷ついたタイヤはもう使う事が出来ませんので、このビードブレーカーを使ってビードを落とす場合は、完全に使い切っていて、後は廃棄処分するだけのタイヤに限定してくださいね。
格安で購入できる市販品のビードブレーカー
昔はビードブレーカーが数万円という価格だったのでわざわざ自作して使っていました。
最近では、アマゾンやヤフオクなどで約3000円ほどのビードブレーカーを手に入れることができるようになってきました。
わざわざ単管パイプで作るより、こういった格安で売られているビードブレーカーを利用したほうがいいと思います。
最後に一言
今回は、【単管パイプでビード落とし】簡易ビードブレーカーの作り方(自動車用)についてお話しました。
私のようにタイヤを手組みで交換する場合、このようなビードブレーカーを一つ持っておくと、ビードと格闘しなくても済むのでとても便利です。
タイヤの手組みに挑戦する場合はこのビードブレーカーも合わせて自作、または格安品の購入を検討してみてください。
それでは!