日本製タイヤの半額以下の価格で購入できるHIFLY(ハイフライ、中国)のタイヤ・・・。
タイヤ代節約のため国産タイヤの半額レベルで購入できる「ハイフライ HF805」をネット通販(オートウェイ)で購入してみました。
日本製のタイヤから安いアジアンタイヤに変える際、勝手に「安かろう、悪かろう」と思っていたのですが、実際のところ、普段使いならアジアンタイヤもそこまで悪いものではないのではないかという印象です。
そこで今回は、みなさんが気になっているハイフライタイヤの実際の性能や耐久性について、残り溝の測定やゴムの硬度測定、タイヤ表面のヒビ割れの状態という視点も含めて、詳しくお話していきます。
タイヤの注文から到着まで
今回実際に購入して追跡調査したタイヤは、HIFLY(ハイフライ)というメーカーのHF805という種類のものです。
■高次元な品質とコストパフォーマンスの両立を実現し、北米、ヨーロッパをはじめ世界各国で販売されている人気ブランドHIFLY(ハイフライ)。アメリカ合衆国運輸省の認定規格であるDOTをはじめ、欧州など各国の基準、規定に合格しています。
■HF805(エイチエフ ハチマルゴ)は、シリカを配合することで高速走行時でも安定した直進性能とコーナリング性能を発揮。それだけでなく、高い静粛性で快適な乗り心地も提供します。
国産タイヤの場合、このタイヤサイズだと安いものでも1本あたり10000円前後してしまいますが、オートウェイというネットショップで購入したこのタイヤは1本あたり約3100円(送料は1000円/本)で、今回は4本購入したので合計17000円程度・・・。
いやいや、この値段にはちょっと驚きで、そのへんのお店でちょっと高めのタイヤを1本分買うのと同じぐらいの値段で、4本分のタイヤを購入することができました。
そして、タイヤを注文して2日後には上の写真のような感じで自宅にタイヤが届き、タイヤの組み込みについては、行きつけのショップ(持ち込み大歓迎のところ)でやってもらいました。
実際に取り付けて走行してみた感想
タイヤの組み込みが終わったら、早速このタイヤを装着したBMW Z4(E85)で、町中やサーキットを走行してみました。
まず、ハイフライタイヤを装着してすぐに気がついたことは、ロードノイズが小さいという点です。
感覚的な説明で申し訳ないのですが、日本製のタイヤに比べても若干ロードノイズが小さいかもしれないぐらいのレベルです。
タイヤの硬さは国産エコタイヤより少し硬めという感じなので、タイヤの減りは少ないというロングライフを狙ったタイヤなのでしょう。
ゴム質は少し硬めではありますが、気になるグリップ力(ウェット時も含む)は、一般道や高速道路を普通に走っている状態では日本製のタイヤとの違いを感じるような場面(スリップする、フラフラするなど)はありませんでした。
ちなみに今回は、このタイヤでサーキット走行もやってきたのですが、コンフォートタイヤなのでグリップの限界は決して高くはありませんが、ドライでもウェットでもそこそこグリップしてくれます。
サーキット走行ではタイヤに強い負荷がかかりますが、ブロック飛びなどの破損は見られず、ゴムの溶け具合もそこそこ均一。
町中を走行するシチュエーションでは十分な強度を持っていると言えると思います。
HYFLY HF805のデメリット
あえてこのタイヤのデメリットを上げるとすれば、タイヤの規格がXLなのでいつもより少し高めの空気圧に設定する必要があるということ。
新車装着タイヤ(JATMA規格タイヤ)のタイヤサイズが195/65R15から、215/45R17のエクストラロード(XL)規格タイヤにインチアップした場合を例にします。新車装着タイヤの指定空気圧が210kPaとすると、負荷能力は下記の表から570kgとなります。この負荷能力を満たすためにはエクストラロード(XL)規格タイヤでの空気圧は270kPa必要であることがわかります。
少し難しく感じるかもしれませんが、一度自分の車に合ったXLの空気圧を見つけることができれば、後はその空気圧で調整していけばOKです。
このような感じで、タイヤの「XL規格」というものを理解しなければならないということが、唯一このタイヤを選ぶ際のデメリットとなり得るのではないかという感じました。
最後に一言
今回は、ハイフライタイヤの性能と寿命耐久性を追跡調査(HF805編)についてお話しました。
価格が日本製の半額以下のハイフライですが、ほぼ日本製のエコタイヤと同じぐらいの性能、同じぐらいの強度だという感じです。
日本ではあまり馴染みのないタイヤメーカーですが、価格がとても安いにも関わらず、製品の性能や耐久性も日本製のエコタイヤとほぼ同レベルでした。
ただし、アジアンタイヤを購入する際に気をつけなければならないこととしては、製品品質に多少のばらつきがあるということ知っておかなければなりません。
アジアンタイヤはタイヤの製造が海外で行われているため、製品品質に若干のばらつきがある、もう少し詳しく言うと合格品とNG品の判定基準が若干あまい傾向があります。
そういったこともあるということを頭に入れて使ってみるのも一つの手だと思います。
是非参考にしてみてくださいね。
それでは!